毎日を振り返るほんの少しの時間の大切なティータイム。
コロンビア・グァテマラ リポート番外編 その3。
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    久しぶりの産地リポートです。
    あ、番外編ですが・・・

    こんなに時間かけてると、もうすぐ次回の産地訪問になってしまいます。
    ま、ブログで産地リポートするのは初めてだからいいかな?

    なるべくみなさんに産地の雰囲気が伝わるように丁寧に書きたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。
    コーヒーの産地が、思っているほど悲壮感漂う国ばかりではないということ、そして幸せの価値観はそれぞれ違うことや先進国の物差しや目線で生産国を見ることは単なる押し付けになってしまうことをお伝えできればいいなと思っています。
    ですから、なるべく明るく産地をお伝えしようと思います。
    アメリカという国がどんなに良い事を言っても、中南米の国が歩み寄ることは決して無いと思います。
    それは、中南米に向かう・・・または中南米から帰るときのアメリカでの乗り継ぎ時に実感できます。差別という言葉がどういうものかをです。
    もちろん中南米の国同士の差別もあります。しかし、その差別を引き起こしているのはアメリカが発端なのです。

    アメリカの企業は早くから環境問題に取り組んだり、障がい者への配慮や優遇システムなど、日本よりもずっと進んでいることもたくさんあり、日本の企業よりもずっとクリーンな経営をしているところがたくさんありますから、僕もアメリカの好きな部分はたくさんあります。

    ですが、それだけアメリカ企業が努力してもアメリカ国家そのものが問題だと思います。
    僕のこのつたないブログでご興味を持っていただいた方には是非、コーヒー生産国に行って真実を見てきていただきたいと思います。

    コーヒー業界、もうそろそろ日本には日本の取り組み方を確立していっても良いのではないかと感じています。どこかの国に右倣えでは、今までとなーんにも変わらないと思います。

    ・・・と、偉そうなことを言う前に、もっともっとたくさんのコーヒーを売らなければ、産地にとってはくその役にも立たない意見ですね(笑)
    僕達の仕事は、エンドユーザーにとっても生産者にとっても適正に流通させることですからね。

    はい!前置きが長くなりましたがリポート番外編のはじまりでーす。

    前回まででやっとコロンビアの農園に到着しました。

    この村、なんだか子供が多いような・・・
    学校が終わる時間だったかな?
    とりあえず、村のコーヒー集荷場へ。


    この純粋な笑顔は日本でもなかなか見られません。

    コロンビアではこのコーヒー集荷場はある種「銀行」のようなものです。
    特にこんな小さな村には銀行なんてありませんから、本物の銀行に行くにはボゴタまで出なければありません。

    実は、コロンビアではコーヒー豆は「第二の通貨」のようなものなのです。
    というのは、このコーヒー集荷場にコーヒー豆(パーチメント)を持ち込むとその場で現金に換えてくれるのです。
    もちろん、大量の豆の場合には、小切手のようなものをもらって、後に現金に換えるのですが、それこそ一掴みでも現金になるのです。

    コーヒー集荷場。電卓で細かく計算します。

    これが、FNC(コロンビアコーヒー生産者連合会)が唯一成功させたコーヒーの流通形態なのです。

    コロンビア中どこへ行っても、パーチメントさえ持っていれば現金が手に入ります。
    子供が、そこら辺に落ちているパーチメントをかき集めて集荷場に持っていけばお金が手に入るということです。
    国民にとってはありがたいことだと思います。
    このシステムは中南米でもコロンビアだけのものです。

    しかし、だからこそコマーシャルレベルのコーヒーはそのようなコーヒーがたくさん混ざり、わけのわからないブレンドコロンビアコーヒーが出来上がります(笑)

    この村の集荷場にはちょうどパーチメントを持ち込んだ農家があり、パーチメントの状態のチェックを受けていました。
    が・・・どうやら乾燥があまく水分値が高すぎたようで、乾燥しなおして来いと言われていました。

    と、その農家のおっちゃん、なにをするのかと思えば、集荷場の前の道端にブルーシートを等間隔に40メートルくらい敷き詰めて、そこにパーチメントを広げはじめました。
    確かに日当たりも良く、いいパティオ(乾燥場)だと思いますが・・・おーい!そこ商店街だと思いますけどぉ!・・・営業妨害ですよぉ!・・・
    ・・・が、店先をパティオ(乾燥場)にアレンジされた店主達は満面の笑みで顔を出していますイヒヒ

    勝手にパティオ。すげぇ・・・

    このおっちゃんたち、僕が心の小さな日本人だと言うことを改めて感じさせてくださいました(笑)
    おおらかですね。見習わなくちゃ。


    そして、僕達は農園・・・いや、農家を訪ねに行きました。
    車でしばらく奥地に入り、更に小さな山を歩いて登山。標高が高いので酸素が薄く、農家に着いたときはすでに瀕死の状態。おばちゃんがいたので、微妙に意識が遠のきそうになりながら挨拶しようとすると、おばちゃんシカトして家の中へダッシュ。
    おっちゃんが言うには「慌てて化粧しに行った」とのこと。
    お客さんが来るとは思っていなかったようです。

    待つこと3分ほど・・・早い化粧だなたらーっ
    おばちゃん出てきましたぁ!・・・・
    えぇぇっ!
    全然、変わってない・・・(汗)
    本人は満足げに満面の笑み。
    だれもコメントのしようがなく、「畑に行きましょうか」と歩き出しました。
    少しコメントしてあげれば良かった・・・でもなぁ・・・

    で?どこが畑?
    あぁ・・・雑草にコーヒーの木が埋もれてる?
    えっと、シェードツリーの中にコーヒーの木がある感じ。
    本当に自然のままと言う感じです。
    これが最も良いコーヒーを作れる環境なんだと案内してくださった駐在員の方は言います。
    最高に良いものができていることは確かです。

    え?コーヒーの木はどれ?あ、あった。。。コーヒー農園ってこんなだったっけ?

    帰り際にさっきのおばちゃんが手作りのパンのようなものくれました。
    とりあえず味は未知との遭遇で、全員一口しか食べられず・・・ごめんなさい!かわいい犬に差し上げました。

    ふぅ〜・・・腹減ったな。
    | 産地情報。 | 23:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    パプアニューギニアからの便り。
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      先日、パプアニューギニア(以下PNG)に駐在中のJICAの池田さんから、メールが届きました。
      池田さんは今年1月からPNGに行っています。
      もともとうちの大切なお客さんですが、うちのお客さんになっていただく前はケニアとかエチオピアに滞在していたようです。
      凄いですよね。決して治安は良くないところばかりです。
      さすがJICA!本物です(笑)
      今回はPNGに5年だったかなぁ・・・?
      奥さんと2歳くらいのお子さんと一緒に行っていますが、奥さんも凄いと思います。
      素敵なご夫婦で、いつも一緒にお店にいらしていました。

      PNGでもうちのコーヒーを飲んでくださっています。
      向こうへ行くときはうちで「パプアニューギニアAA シグリ」を買っていかれましたので、コーヒー豆は里帰りを果たしました(笑)逆輸入ですね。

      来年はPNGに行きます。池田さんと良い豆を探しに。

      今回届いた、池田さんからのメールと写真をご紹介いたします。


      『こんにちは。お元気ですか?
      前回のメールでお知らせしたように、5月4日から7日まで「ゴロカ コーヒーフェスティバル」に行ってきました。
      「コーヒーフェスティバル」というより、ただの物産展で、コーヒー関連のブースはあまりありませんでしたが、ハイランド地方のコーヒー輸出業者から採れたてのみずみずしいグリーンな生豆を購入することができました。


      コーヒーフェスティバルの前日に、ゴロカ近郊の村で「伝統料理を食べ、伝統舞踊を見る」という半日ツアーに参加したところ、ちょうどコーヒーの収穫時期だったためか、街道沿いの村々の畑に植えられたコーヒーの木に実がなっていました。
      各農園で収穫した後、共同の加工場でパーチメントの状態まで加工し、業者に売るとのことで、メインの道路沿いのいたるところで、麻袋に入れられたパーチメントが買い上げられるの待って並べられていました。
       
       

      正直にいって、品質はよくありませんでした。収穫時期、収穫後処理、保存などなどあらゆる過程で改善すべきことがあると思うのですが、もったいないなーと思いました。
      でも、PNGでは「シグリ」など海外に輸出できるだけの品質と生産量を維持できる農園はごくごく限られており、その他はほとんどが小規模農園なので、上記がPNGのコーヒーの現状なのかなと思います。


      とはいえコーヒーはPNGの有望な輸出産品の一つなので、PNGコーヒー産業公社Coffee
      Industry Corporation (CIC)が、PNGコーヒーの質向上と生産拡大を目的に、こういった小規模農園にコーヒー栽培の指導をしています。まあ、指導とは言っても、推して知るべしで、CICが作成した「THE PAPUA NEW GUINEA COFFEE HANDBOOK」という、農園向けのコーヒー栽培の教本を入手したので読んでみましたが、字ばっかりで読みづらくて10ページほど読んでやめてしまいました。農園の育成も道遠しかな・・・と感じてしまいました。

      さて、私が入手した生豆は、大手のコーヒー輸出業者からのものだったので、質はまあいいものでした。約2キロで20キナ(1キナ=約40円)。
      家に帰って、早速手網で焙煎しました。ややこげ臭かったものの(これば焙煎の問題ですが)、とてもさわやかな酸味ですっきりとしたコーヒーでした。
      産地で飲むコーヒーは、とても贅沢な気分になりますね。

      かなりキレイに焙煎できてると思います!恐るべしミスター池田!

      以上、乱文でしたが、PNGコーヒーレポートでした。』

      池田さん、貴重な情報をありがとうございました。
      | 産地情報。 | 17:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      コロンビア・グァテマラ リポート番外編 その2。
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        標高が高すぎて息苦しく、一時間おきに目が覚めてしまうような一夜が明けて、なんとも言えない気分の朝。

        とりあえず、あまり美味しくない朝食をとり、外へ出ました。
        あ、爆弾犬・・・また、車のチェックですか?ご苦労さまです。
         
        ホテルのラウンジ。右は爆弾犬と爆弾兄さん?

        ボーッとしていると迷彩服ポリスのお兄さんが近づいてきて、「日本人か?」と聞かれる。
        「そうだよ。」と言うと、「日本円がほしい」と言う。
        その横で、松本さん・・・「何言うとるかさっぱりわからへん!」と微妙にキレ気味・・・(笑)
        キレ気味のわりには次の瞬間、松本さんはおもむろに煎餅を取り出し、「ニッポンのセンベイ、ポ〜リポ〜リ!」とオール日本語でしゃべっているし・・・低気圧のせいかテンションがおかしいし、意味がわかりません。。。(笑)この危険な国で、なんと緊張感のないことか・・・たらーっ面白すぎます。
        間違いなく迷彩服のお兄さんも「何言うとるかさっぱりわからへん!」状態。
        結局、そのお兄さんには五円玉をあげました。
        海外では穴の開いた硬貨は珍しく、五円玉や五十円玉はとても喜ばれます。
        ペンダントにするようです。

        この日はTTCオフィスでのカッピング。
        カッピングはほぼ一日がかり。
        夕方、ご飯を食べにボゴタの町にでかけたときに、あるスーパーに立ち寄りました。
        もちろん南国らしくフルーツだらけです。
        紅茶の産地であるスリランカやインドも同じですが、とにかくそこらじゅうでフルーツが採れます。
        アフリカなどのように砂漠が多いような国では別ですが、このような国では貧しさはあっても飢えはほとんどありません。
        食べ物は非常に豊富ですから、心の貧しい人はほとんどいません。日本とは違い、金銭的に貧しくても心が豊かな人たちが多い国なのです。
        日本人が学ぶべきところがたくさんある国だと思います。
         
        ボゴタの町。右はスーパーの果物売り場・・・というかほとんど果物売り場。


        中米などのスーパーを歩いていると面白い光景が目にとまります。
        ショッピングカートに子供が乗っているのは日本でもよく見かけますが、その子供が、カートの中のお菓子・・・お会計を済ませていないお菓子をバクバク食べているのです(笑)
        というか、子供だけではありません。大人もコーラやジュースをガブガブ飲みながら買い物をしています。
        日本人には考えられませんよね。

        で、お会計する頃には食べ終わり、飲み終わり、空っぽの袋やボトルでレジを通すのです。
        みーんな、そんな感じ・・・笑いますよね。
        コカコーラなどのビッグサイズボトルは全部3リットルだし・・・迷彩服の兄さんが持っているとロケット弾にしか見えません。
        重くて買う気になれません。どう考えても飲みすぎだろ!

        デカイスナック菓子の陳列棚とデカイ3ℓのボトル。間違いなく血管が詰まります。

        その後、ボゴタの町が見渡せる高台に行き、一休み。
        天気がいまいちで、翌日の農園訪問が少し不安でした。


        そんなこんなで、もう一度オフィスに帰って打ち合わせ。
        夜は、ボゴタの町の日本料理屋、「WABISABI」へ。
        浜田さんという日本人男性が経営している店。
        僕と同じ歳くらいです。とても感じの良い方で、一生懸命な姿が印象的です。

        さぁ、翌日は農園訪問と農園でのカッピングです。
        朝7時にボゴタの町を出発。
        隣のボヤカ県の農園までは約4時間ほど。
        途中のキレイな湖で一休み。


        そして、二度目の休憩場所で変わったおやつを食べました。
        「パネラ」と呼ばれるサトウキビのスープをプロセスチーズに浸けて食べるのです。日本にも「飴湯」というのがありますが、似たような感じの味でした。甘〜いスープです。これにチーズを浸すというのが最初は抵抗ありましたが、これが結構美味しいんです。

        「パネラ」「PANELA」というサトウキビのスープ

        そして、農園に到着です。

        次回は、FNC(コロンビアコーヒー生産者連合会)の政策で唯一成功した世界でコロンビアだけのコーヒー流通システムをご紹介いたします。
        ・・・唯一というのは失礼かな・・・たらーっ
        だって、大量生産目指してハイブリッド種を広めて品質低下させたり、昔の伝統的な精製方法を闇雲に変えてしまったり、コロンビアの国にとっては結局マイナスになってしまったことが多かったんですよねイヒヒ
        | 産地情報。 | 21:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        コーヒー消費国の偽善とエゴ。
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          コーヒーの産地や紅茶の産地へ繰り返し足を運び始めると、産地の見え方が少しずつ変化していきます。

          先日もテレビでコロンビアコーヒーの番組が組まれていましたが、もちろん仕掛け人がいますので宣伝番組そのものです。
          純粋にストレートに情報が伝えられるといいなぁ・・・なんて思っても無理な相談です。
          いろいろな意味でキレイに美しくできあがった番組になってしまっていました。

          コロンビアコーヒー農園は小農家が多く、ほとんどの農家はテレビのような裕福な生活は送っていません。

          伝え方の問題ですが、あたかも企業努力をして良いものを作っているから割と裕福な生活ができているのだというふうに思ってしまう伝え方はどうかと思います。
          そうではなく、もともと裕福だから設備や農薬にお金がかけられるのだということが真実です。
          最初から貧富の差がある国だということを忘れてはいけないと思います。

          では、貧困な生活を送っているような農家は全て不幸なのかというと、そうとも限りません。
          そこが難しいところなのです。

          フェアトレードコーヒーなどでも最近様々な問題が起こっていますが、消費国が産地を想う純粋さが、産地にとってプレッシャーになっていることもたくさんあります。
          消費国がきちんと管理しないから問題が起こるのです。
          度が過ぎる親切は「偽善」になってしまいます。
          ようするに大きなお世話が過ぎてしまうのが消費国の悪いところです。
          僕にとっては、産地の人がいろいろ変なことをやるのは当然だと思っていますから、驚くことでもなんでもありません。
          信頼していないとかそういう問題ではなく、それが普通なのです。変なことと思うことも日本人の感覚です。

          産地に良かれと思って様々な活動をしますが、こちらの親切を押し付けすぎて産地の能力が追いつかなくなってしまうことが多々あるのです。
          そして最後は産地の人が悪者になってしまったケースもたくさんあります。
          消費国側が悪いのに・・・と、いつも思います。

          コーヒーや紅茶の産地では生活習慣や宗教の違いで、日本人には理解できないことがたくさんあります。
          例えば「物乞い」を日本人はとても嫌がる人が多いです。その割には考え無しにどこでも平気で物をぽんぽんあげてしまうのも日本人。
          向こうでは、「有る者は無い者に与え、無い者は有る者に貰う」のがあたりまえです。
          昔、スペイン人に征服された中南米の人々は、失敗をすればスペイン人に殺されるということを繰り返してきました。
          絶対に自分の非を認めないのは彼らが生きるための術だったのです。
          テーブルからコップを落としても、「コップが勝手に落ちました」と言います。「自分は何もしていない。ただ一生懸命掃除していただけ」だと・・・
          彼らはそれが普通なのです。
          日本人とは明らかに違うのです。

          産地で「この紅茶は素晴らしい!」とか「このコーヒーは素晴らしい!」という言葉は絶対に禁句です。
          満足して何もしなくなる人種だからです。
          彼らが良い生活をしていけるようにするためには、良い物を作り続けてもらうことが大切です。そのためには褒めてはいけないのです。
          彼らにきちんとした報酬と信頼を築かせるには、きちんと消費国が管理をして「やらせる」ことが大事なのです。そして消費国に「買わせる」こと。
          これは彼らの生活と僕たちの生活を守るための大切な管理なのです。

          そして、僕たちにできることははなるべく高い価格で買い取り、売りさばくこと。とにかく売ること!
          きれい事をいくらならべても全てはお金です。
          だから僕たちは死ぬ気で売るべきなのです。
          販路が確保できなければ、産地を保護することなど到底無理です。夢のまた夢の話になってしまいます。

          そもそも、「産地の人たちがかわいそう」だとか「産地を助けなくては」ということ自体が上から見下ろした発言だと思っています。
          日本を含めた消費国は「何様?」って思うことが結構多いです。

          幸せの価値観も日本人とは大きく違います。
          産地を日本人の目で見て判断すると大変なことになってしまいます。

          とても難しい問題ですけどねたらーっ
          今、週に2〜3回は産地と電話やメールでやりとりしています。もちろんスペイン語です。
          彼らと本当に信頼関係が築けるのは、あと10年以上・・・いや20年以上かかるかもしれません。
          それでも、少しずつ彼らを理解する努力はしていきたいと思います。
          スペイン語も話せないで理解なんてできるわけありませんので、必死です(笑)
          こちらのことだって理解してもらわなければいけませんし・・・

          僕らは産地が消費国のエゴや偽善に巻き込まれないように祈るしかありません。
          だって、僕たちが産地にできることなんてたかが知れてますもんね。
          それでも少しずつ少しずつ進んでいけたらいいなぁ・・・なんて思っています。
          | 産地情報。 | 23:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          コロンビア・グァテマラ リポート番外編。
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            日本・成田からコロンビア・ボゴタまではアメリカ・ヒューストン経由でトランジットを含め合計約18時間30分ほど。

            ヒューストン空港

            とにかく遠い。
            時差は14時間でコロンビアの方が遅い。
            例えばコロンビアで朝7時のとき、日本では同じ日の夜9時になっています。
             
            ヒューストン空港内のスタバ。右はレストランで食べたハンバーガー・・・デカイし不味い。。。おまけにデカイコーラを頼んでもいないのにお替りまで持ってこられて、気持ち悪くなって・・・

            夕方5時に成田を出た僕たちは、18時間30分後にコロンビアに着きます。
            そのとき日本は翌日の午前11時30分。
            で、コロンビアはというと、僕たちが日本を発った日付の夜9時30分。

            ま、あたりまえのことなんですが・・・

            ボゴタの空港にはFNC(コロンビアコーヒー生産者連合会)のお偉いさんがお出迎えにきてくださり、混み合ってみんなが並んでいるのを尻目に、とりあえず空港は顔パス状態でチェックアウト。これが結構気持ち良いんです(笑)
            しかし、空港を出たとたん緊張感が高まります。
            マシンガンを片手に警備するポリスやミリタリーがたくさん。
            空港に群がる人々とは目を合わせるなと言われます。
            待機している車に荷物を運び込んで、自分たちも乗り込む。
            この車、防弾ガラスなので窓は開きません。運転席と助手席だけが上から4僂曚紐きます。これはいざという時、撃ち返すため。
            ボディは鋼鉄で造られていて、戦車と同じレベルの装甲車仕様になっているといいます。
            車種はみなさんがご存知の「ランクル」ですが、車重は乾燥重量で2・5t以上。。。たらーっそんな重いランクルは普通見たことが無いと思います。坂なんか、まともなスピードでは登れません。
            「万が一バズーカで撃たれても大丈夫ですよ。」と言ってました。
            なるほど!万が一撃たれるらしいです・・・なんだそれ?

            とりあえずホテルへ向かいました。
            夜とはいえ10時前なのに、ほとんど歩いている人はいません。
            車はたくさん走っていますが・・・
            夜は地元の人も出歩かないのが常識です。
            どこの国に行っても夜中に出歩いて、たまに危険な目に合う僕も、さすがにこの国ではおとなしくしています。
            ホテルに着くとまずは車のドアを開けて、犬に臭いを嗅がせてチェック。
            この犬は「爆弾犬」と言われる犬です。
            このホテル、実は2年ほど前に爆弾テロで爆破されています。
            一応、ボゴタでは一番セキュリティのしっかりとした、高級ホテルです。。。なるほど!

            もう、どの人がポリスで、どの人が兵隊なのかわからないくらい全員迷彩ファッション。ま、流行だと思って見れば、それも慣れてきますイヒヒどうも、身につけている長い危険なものはいただけませんが・・・

            とりあえずこの日は早めに寝ることに。。。しようと思ったら、動悸が激しくて寝られない。
            また始まった!恐怖の低気圧寝不足!
            ここボゴタというコロンビアの首都は標高2600mです。
            紅茶の茶園などに泊まるときも同じですが、これは2〜3日で慣れるものではありません。
            心臓はバクバクするわ、息苦しいわで寝られるわけがありません。

            今日は無理っっ!

            次回に続きます。
            | 産地情報。 | 17:45 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
            本物のスペシャルティコーヒー農園その2−4。
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              今月から販売開始しています「ウィッツ マティグ農園」の現地リポート第4弾です。そして、今年のグァテマラの農園リポートは最終回となります。

              前回、パティオ(乾燥場)までをご紹介いたしました。
              このパティオの脇の小屋にプラスチックの容器がぶら下がっています。
              これが、パーチメントに小さな穴をあけるブロッカという害虫を退治するための罠(わな)です。

              現在はブロッカの発生は無くなったので使用していません。

              5年前に異常気象の影響でウエウエテナンゴ地区にブロッカが異常発生した時、Anacafe(コーヒー院)が以前から奨励している害虫駆除(農薬を使わない駆除対策)方法として使用されている容器です。

              写真にある容器の、中心より少し高い位置に10cm×10cm程の穴をあけて、この容器の底に水を2〜3cm程度入れた状態にしておきます。
              更にその水の上に小さなプラスチック製の器を置いておきます。この小さな器にはエタノールを40〜50cc程度入れて、コーヒーの樹に吊るしておきます。
              すると、コーヒーの樹と樹の間を飛んでいるブロッカがエタノールの匂いに誘われてこの容器の中に入ってきます。そこでエタノールの強い匂いを嗅いだ瞬間に気絶して容器の底の水中に落ちて死んでしまうという仕組みです。

              この罠に使用されているエタノールは砂糖キビを原料として作られた飲料用アルコールの原液 (96%)で、今流行のエタノール燃料に使用されている物です。
              グアテマラは中米NO.1の砂糖生産を誇るので、エタノールの原価もドラム缶一本(約200リットル)約5,000円程度と非常に安価なことでも知られています。

              グアテマラでは近年この罠がかなり効果を発揮しており、ある農園(ウィッツと同規模の農園)で、実際に100万匹のブロッカを1年で退治し、次の年には全く発生しなかったという事例があります。
              ウィッツ農園でも、4年前にやはりブロッカが発生して、そのときこの罠を使ったところ、1年で殆どのブロッカを退治することに成功し、その後は一度もブロッカが発生していないそうです。

              各生産国で、無農薬での害虫対策は様々な工夫がなされています。
              紅茶生産国もそうですが、基本的に農薬や化学肥料を買えるほどのお金はあまりありません。
              ですから、ほとんどのコーヒーや紅茶が無農薬有機栽培に限りなく近いのですが、『無農薬有機栽培』の認証制度ができてからは、認証を取っていないコーヒーや紅茶はいかにも大量の農薬や化学肥料を使っている印象を受けるようになってしまいました。
              紅茶もコーヒーも「無農薬有機」と言って、そうでないものを混ぜたり残留農薬が検出されたりということが一部で起きてしまったことが原因でこの認証ができてしまったので、なんとも言えない部分はありますが。
              しかし、もう少し産地の事情を理解した上で認証制度をつくっていただきたいものです。
              コーヒーは焙煎という加工工程がありますので、最後まで農薬が残ってしまうことはほとんど無いのですが、紅茶もお茶も洗い流すという工程も、200度以上の熱で熱するという工程も全くありません。
              日本の場合には国産が一番安全で輸入物は危険という神話がまだ信じられていますが、その思い込みが一番危険のように思います。
              食の世界だけではなく、良かれと思って作った認証が、ひとつの「商法」になってしまうことがほとんどだからです。
              これからはラベルなどだけではなく、本物を見極める力を養うことが大切です。

              いろいろな意味でこれからも「どのようにして作られているのか」をどんどん公開していきたいと思います。

              ウィッツ マティグ農園でおやつをご馳走になり、農園の子供たちともお別れの時間。おやつのチキンスープが美味しかった。スープの中から鳥の足がそのまま出てきて・・・そういえば、さっきまでそこら辺を走り回っていた鶏が二羽、いなくなっているような・・・たらーっ僕、ちょっと遊んだんだけどなぁ・・・ポロリ

              遊んだ鶏・・・じゃなくてスープ。
               

              そして、帰りはやっぱり来た道です。いや、登ってきた「崖」です。
              こんな感じ。

              手前の岩は車が走っている道、奥の緑の木の部分は100m程下です。

              ゆっくりゆっくり帰ってよね、オーナー!

              そういえば、マリオは山の下で何して待ってるんだろう?すっかり忘れてた!たらーっ
              | 産地情報。 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              本物のスペシャルティコーヒー農園その2−3。
              0
                ウィッツ マティグ農園リポート第3弾です。

                農園からの景色です。見渡す限り山・・・いや、崖ばかり・・・ポロリ

                収穫をおこなっているところから、少し降りてきたところに苗木場があります。
                コロンビアでも同じですが、コーヒーの苗木だけでなく、シェードツリーの苗木も育てています。
                シェードツリーはバナナなどの木がよく使われますが、苗木場にあるシェードツリーはほとんど材木用です。
                これもコーヒー農園の大きな収入源になります。
                 
                左の写真の苗木がコーヒー。右の写真の苗木がシェードツリー。

                前回のリポートまでで丁寧にハンドピックされたチェリーは、更に水槽での比重選別に入ります。
                ここからが「ウェットミル」と呼ばれる精製工場の工程です。
                ウィッツ農園はあまりにも山奥の秘境の地ですから、電気はひかれていません。
                しかし、ラ・ボルサ農園と同じように農園内に源泉があり、水が豊富なため、その水を利用した水力発電機があります。
                この水力発電機でこの工場の全てが動いています。

                水力発電機の水車。右にいる人は、1週間前に車ごと崖から落ちたというウィッツ農園の工場長です。

                比重選別では未成熟豆やゴミなどの軽いものは浮かび、ローラーで除かれます。
                重すぎる石ころなどの混入物は底に沈みます。中間の重さの成熟豆だけがパルピングライン(果肉除去)に流れていきます。
                まず、ファーストパルパーにかけられて果肉が除去されます。


                ファーストパルパーで果肉が剥けなかった未成熟豆はふるいにかけられて、セカンドパルパーで強めに果肉が除去されます。
                ファーストパルパーでキレイに果肉が除去された完熟豆はファーストクラスのラインに流れて、ファーストクラス専用の発酵槽に入ります。

                ファーストクラスの発酵槽。左に少し見える発酵槽はセカンドクラス。

                ここで、3〜4日酸化発酵させて水洗処理していきます。
                もちろんトラディショナルなドライファーメンテーションですから、発酵槽には一滴も水は入れません。
                この発酵方法がトラディショナルですが、アンティグアなどでは水に浸けるウェットファーメンテーションが多く用いられているようです。
                いわゆる発酵槽=水槽というイメージのスタイルです。
                発酵臭は決して発酵工程で生まれるものではないので、水に浸けるか浸けないかはその農園の方針の問題だと思います。

                発酵させたヌメリを水洗いで洗い流した後、パティオ(乾燥場)に敷き広げて、天日乾燥していきます。
                乾燥日数は平均15日程。
                豆の含水量を12%にしますが、グァテマラでは他国ではやっていない特殊な水分コントロールをおこなっています。
                これは、堅く「シークレット!」と言われていますのでブログで公表はできませんが、どうしてもお知りになりたい方はオゾンCTカンパニーまで直接お越しください。

                このウィッツ マティグ農園はあまりにも急斜面なため、パティオが階段状に3段に分かれています。
                二段目のパティオは事務所の建物の横にあって一番狭く、セカンドクラス専用になっています。
                他の二段は、基本的にファーストクラス専用ですが、隅のほうで国内用の未成熟豆もナチュラル(果肉ごと乾燥)で天日乾燥されています。
                 
                左写真が上から三段目のパティオ。右写真が一段目のパティオ。

                左写真中央の建物の右側にくっついている白い容器(見えますか?)がブロッカ(害虫)退治の秘密兵器です。
                今回ご紹介すると長くなるので、次回にします。
                もう少しアップで見やすい画像でご紹介しますね。
                | 産地情報。 | 00:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                本物のスペシャルティコーヒー農園その2−2。
                0
                  今日は定休日。
                  一応、そういうことになっていますが、事務所で打ち合わせ。
                  そのうち、佐賀県の店から緊急の出荷依頼が・・・明日の午前中までに。
                  ヤマト運輸の超速便しかありません。
                  でも、凄いですよねぇ〜!送料は高いけど、翌日配達で佐賀県に届くんだから。しかも、午前中。
                  超速便なんて使ったことなかったんだけど、ここに来て三軒連続で使うことに・・・帯広と大分と佐賀。
                  なんで、うちの得意先はみんな遠いんだろう・・・?
                  ま、おかげで僕は国内はどこに行くにも遠いなんて思わなくなりましたが。
                  どこでも日帰りできますから。下手に都内に出かけるよりも早く着きますからね(笑)
                  さすがに海外はまだ遠く感じますけど・・・イヒヒ

                  さぁ、その遠いグァテマラの農園紹介もそろそろ大詰めを迎えます。
                  あと残り2回くらいでしょうか?・・・え?そんなこと聞くなって?いや、書き始めると止まらなくなるもんで、アバウトでよろしいでしょうか?たらーっ
                  なんだ、大詰めでもなんでもないな・・・


                  恐怖の崖道を登って精神的にボロボロになったころ、やっと「ウィッツ・マティグ農園」入口につきました。
                  そこから、5分ほど歩いたところで収穫が行われていました。
                  僕たちが歩いていくと、農園の中から子供たちがきゃっきゃきゃっきゃ言いながら出てくる出てくる。
                  みんな農園で遊んでるんです。
                  グァテマラの家族は大世帯です。子供がたっくさんいます。
                  ですから、親が働きに行くときには子供を家に置き去りにするわけにもいかず、子守をしながらの仕事となります。
                  ずっと家族が一緒っていいですね。子供たちの顔が生き生きとして幸せそうです。
                  遊んだり、お手伝いしたりしながらみんなで一緒にいるんです。
                  ま、ホントにお遊びのお手伝いなので、全く仕事にはなっていないのですが・・・子供にとっては親の真似をして少しでも役に立ちたいし、褒められたい気持ちもあるようです。
                  僕たちも子供のころはそうでしたもんね。
                  これを虐待とか、不当労働と解釈する人がいますが、それでは世界中の農家の子供たちが不当労働になってしまいます。

                  強制的に働かされている子供たちなんて一人も居ません。
                  だって、もしも働いたとしても子供が収穫できる量なんてやらなくても一緒の程度ですよね。
                  この笑顔を見れば誰でもわかりますよね。
                   

                  実は今回、この写真を載せようかどうしようか悩みました。
                  それは、みなさんがどう捉えるかがわからなかったからです。
                  それでも、「なぜ、農園に子供たちが居るのか」が間違って伝わっていることが多く、きちんと真実を伝えたいという気持ちから、写真の掲載に踏み切りました。

                  子供を見ただけで不当労働だの虐待だのと言って、取り引きしてもらえない農園が山ほどあります。
                  そもそも「コーヒー農園の子供の不当労働をなくそう」という発想が根本的にどうなのかなと思っています。
                  不当労働が最初から存在しないのですから。

                  家族が一緒にいるこの時間を取り上げてしまったら、彼らは本当に困ってしまうのです。
                  それをみなさんには理解していただきたいのです。
                   
                  カツーラ種とブルボン種です。

                  キレイな完熟チェリーがたくさん生っています。
                  ここもやはり、ティピカ種とブルボン種、そしてカツーラ種のブレンドです。

                  この「ウィッツ・マティグ農園」は昨年のコンテストで優勝していますが、入賞するなんて全く予想していなかったそうです。
                  「うっかり入賞してしまった」と言っていました(笑)
                  でも、やはりピッカーの技術はかなりレベルが高く、よく教育されていると思います。
                   

                  ここの労働者は、僕たちが車で通ってきたあの崖道を歩いて通勤しています。
                  通勤時間は徒歩で約1時間半。他の農園の倍の賃金を払わないと働きに来てくれないところです。
                  それでもここを嫌がる人は多く、なかなか労働者が集まらないようです。
                  これじゃ、豆の価格が他の農園より高くてあたりまえです。
                  そもそも、人件費がかかっている上にプレミアム規格がほとんどなのですから。。。。
                  その場で丁寧にハンドピックして未成熟豆を取り除く作業は、感動します。


                  今回、それを更にスペシャルティラインで仕上げ、リーファコンテナ(定温コンテナ)で輸送し、日本国内でも定温倉庫で保管するのですから、公正取引を目指す僕たちが最終的な価格を抑えるには、自分たちががんばらなくてはならないという覚悟で契約しました。

                  次回は、ウェットミル(精製工場)からパティオ(乾燥場)までご紹介します。
                  グァテマラがどうやって無農薬でブロッカ(虫)を退治しているのか?
                  グァテマラ独特の珍しい方法もご紹介いたします。
                  | 産地情報。 | 20:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  本物のスペシャルティコーヒー農園その2。
                  0
                    お待たせいたしました。
                    今日から、グァテマラ ウエウエテナンゴの「ウィッツ・マティグ農園」のご紹介です。

                    「ラ・ボルサ農園」を後にした僕たちは、次なるコーヒー農園に向かいました。
                    ・・・ところが、今までずっと運転していたくれたマリオが、次の農園には絶対に行きたくないと言い出したのです。
                    どうやら、農園までの道のりで車をぶつけて、何台か破壊してしまっているようなのです。。。たらーっトラウマ?
                    というか、それっていったいどんな道のりなの?

                    ま、知らないというのは恐ろしいことで、微妙にワクワクしていたバカチンな僕が居ました。

                    マリオは頑なに嫌がるので、結局農園がある山の麓のガソリンスタンドで待つことに・・・車のまま。「ホント?何時間も待つんだよ?」って言ったら、「死ぬよりマシだ!」って・・・オイオイ、ちょっと。。。
                    しばらくすると、ウィッツ農園のオーナーが車で迎えに来てくれました。
                    四駆のトラック。。。ガリガリのボコボコなんですけど・・・どうしちゃったの?
                    とりあえず挨拶を交わし、車に乗り込む。オーナーと一緒に来たのはウェットミルの工場長ですが、彼は荷台に横たわってスタート。
                    ここから45分ほどのドライブです。

                    この車、ボコボコのわりに内装はピカピカ。。。「中はキレイなんですね。」と言うと
                    オーナーが「そりゃそうだよ。2ヶ月前に買ったぱかりの新車だから。」
                    「え?」・・・唖然
                    ヤバイかも。
                     
                    道のりの途中です。中心あたりに見える建物が目指すウィッツ農園です。まだまだ辿り着きそうもありません。

                    アニメのルパン三世で山の崖っぷちを走る車のシーンをご存知でしょうか?
                    ガードレールなんてシャレたものは一切無く、道幅は車一台分あるかないか。
                    現実に40分間その状態が続くことを皆さんは想像できますか?
                    「荷台で寝てる工場長さぁ、1週間前にこの崖から車ごと転落したんだよね。あははは・・・」軽く笑うオーナー。
                    完全に笑顔が消える僕たち。。。「あはは・・じゃねぇだろ!」
                    「でも、無傷だったんだよ。」って・・・そういう問題じゃないし。
                    荷台にいる工場長を見ると・・・寝てるし・・・困惑
                    この尋常じゃない揺れの中、よく寝られるな!

                    これは、車の窓からカメラを真下に向けて撮影した崖です。

                    車一台分がやっとの道幅なので、車から降りると崖から落ちます。
                    一回も車から降りることは出来ず、首はほとんどムチ打ちのようになりながらやっとの思いで農園に辿り着きました。とりあえず生きて・・・。
                    途中、パティオ(乾燥場)を過ぎて、更に登ったところで収穫が行われていました。
                     
                    左はパティオ。右の写真はオーナーと一緒に。

                    素晴らしい景色ですが、この農園・・・全部崖です。
                    こんなところでどうやって収穫してるのでしょう?

                    崖に生えているコーヒーの木だということがわかりますか?

                    今回はここまで。
                    次回は、収穫風景やコーヒーチェリーの丁寧なハンドピッキング風景です。
                    お楽しみに!
                    | 産地情報。 | 18:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    本物のスペシャルティコーヒー農園その1−3。
                    0
                      「ラ・ボルサ農園」での最終精製です。

                      農園の精製工場はウエットミルと呼ばれ、ドライパーチメントまでの工程となります。その後シッパー(輸出業者)の精製工場(ドライミル)まで運ばれ、出荷直前にパーチメントを脱穀します。


                      前回までの水洗処理が終わると、そのまま水路を流れてパティオ(乾燥場)まで運ばれます。
                      パルピングによって、剥かれた果肉(パルプ)は発酵〜乾燥させて肥料としてリサイクルされます。大切な大切な有機肥料です。
                      あ、言い忘れましたがここは完全無農薬です。
                       
                      右の写真がパルプを発酵させているところ。生ゴミの臭いでたまりませんでしたが・・・

                      パティオに運ばれた豆たちを丁寧にまんべんなく広げていきます。
                      実はこれ、かなりの力が必要で大変な作業なんですよ。
                       

                      定期的に縦に横にと交互に筋をつけるようにして、まんべんなく乾燥させていくのです。
                      そして、日が沈むと1日ごとのロットに分けて倉庫にしまい、翌朝またロットごとに分けて広げて乾燥させます。
                      これを1ロット15日ほど続けます。
                      そして、最終的には豆の水分量が12%になるのです。
                      グァテマラの豆は他の国の豆に比べて出荷後の水分保持が非常に良いのです。実はグァテマラは他の国では行われていない特別な秘伝の乾燥方法を持っていて、とても面白いのですがこれはいつか機会があったら・・・というか産地から許可が出たら公開したいと思います。

                      この時期は(2月初旬)は、まだ収穫が始まったばかりで脱穀された生豆が無く、自分の手で揉んで脱穀させてもらいました。
                      これが、僕たちが選んだグァテマラ最高峰のグリーン(生豆)です。物凄くキレイな豆ですが、もちろんまだ精選にかかっていませんから、この状態から更に電子選別機を通し、ハンドピックされるのです。


                      農園主ご夫妻にランチをご馳走になり、このときここのコーヒーを飲みました。美味しかったぁー!
                      多分、テキトーな焙煎だと思うけど、美味しかったイヒヒ
                      それよりなにより、奥様のお手製サンドイッチがとても美味しかったです。ホントにご馳走様でした!

                      この農園にはピッカーさんの子供たちのための学校が併設されています。
                      国語、算数、理科、社会の4教科を勉強していますが、先生は一人。
                      すごいですね。
                      でも、一番時間を取るのは「道徳」の時間だそうです。
                      農園主の息子さんが教科書を作っているそうです。
                      子供たち、とても生き生きしていました。
                       
                      美味しいランチと学校の子供たち。

                      子供たちと遊んだあと、みんなとの別れを惜しみながら僕たちは「ラ・ボルサ」を後にしました。
                      帰り道、現金輸送車とすれ違いました。どうやら農園労働者のお給料を運んでいったようです。
                      現金輸送車というよりも強そうな装甲車でした。たらーっ

                      こんな険しい道です。遠くに見えるのが現金輸送車です。

                      さぁ、これから次の農園です。
                      もっともっと危険な道を命がけで登っていく農園。
                      次回からは、2005年グァテマラ・エクセプショナルカップコンペティションで優勝した「ウィッツ マティグ農園」の紹介です。
                      それまでずっと運転していてくれていたマリオが「絶対に行きたくない!」と言って拒み、結局マリオは下でずっと待っていたほどの怖い道のりを40分以上走って行きます。
                      どうぞお楽しみに!
                      | 産地情報。 | 21:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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