毎日を振り返るほんの少しの時間の大切なティータイム。
インドネシアの産地情報書かなくちゃ。
0
    去年からずぅ〜っと、インドネシアのレポートが途中で止まってしまっています。
    さすがに今となってはみなさんに忘れられているとは思っていますが、とりあえず写真を整理してレポートをアップする準備はしている最中です。

    まだまだ今年もグループ店のオープンが続きますので、なかなか丁寧なブログを書き込んでいる時間がないのですが、ちょこちょこ時間を見つけてはブログをアップするように心がけています。

    最近はモバイルのデータ通信料が安くなってきたので、モバイルからのブログアップも多くなってきました。
    ですから、僕にしてはわりと更新率が上がってきたのではないかと思います(笑)。。。と自己満足。

     インドネシアの産地事情は本当はみなさんにお伝えしたいことがたくさんあるのですが、本当に伝えていいのかいけないのかわからないこともあります。
    とくにスラウェシのトラジャ県の経済的なことなどは、一方では日本企業が結構貢献してしているように伝えられていますが、実は日本企業がダメにしている部分が多すぎるのが現状です。
    農家の人々には日本人は本当に嫌われていますよ。

    トラジャはトンコナンなどの建造物で有名な観光地でもありますし、もっともっと経済的には潤っていると思っていました。
    ところが、今まで訪れた産地での中では一番と言っていいくらいの貧困さだったのです。
    「日本企業にせいだ」と彼らは言っていました。
    小さな集会場に農家の人々に集まってもらい、直接ディスカッションさせていただきましたが、今までこんなことは無かったらしく、本当に泣きながら訴えかけられてしまいました。

    「日本人は、いいものを作れというだけで、きちんとした対価を払ってくれないじゃないか!」とも言われました。もちろん僕達がトラジャの豆を買い付けるのは初めてのことなのできちんとした事情は把握できていなかったのですが、かなり重たい空気に包まれてしまいました。

     日本人、価格を叩きすぎです。しかし、その一方でこような情報を出すと、日本人消費者のほとんどが、「じゃあコーヒー屋って、どんだけ儲けてんだよ。産地の人は可愛そうに。」と言います。
     違うんですよね本当は。日本人には遠い国のお話ですから「可愛そうに」はほとんどの人がキレイ事で、実は自分たちがコーヒーをなるべく高い価格で買おうという意識があれば、こんなことはいくらでも改善できるはずなのです。
     日本の農家の人々が苦しんでいるのも同じ理由です。
    「良いものは高い」んです。
    本当に良いものを適正に販売すれば高くなるのは当たりまえなのに、適正な価格で売ろうものならたちまち悪者扱いです。

     日本は、これだけ食品業界でいろんな問題が出てもなお「良いものを安く」という意識は全く変わっていません。僕も含め日本人全体が貧乏なので仕方が無いのですが、「安いものは悪い」「良いものは高い」という当たり前の意識がもっと前からあれば、こんなにたくさんの問題は出なかったはずですし、デフレスパイラルによるこのド貧乏もなかったでしょう。

     僕は今、売っている人間として書いているのではなく、消費者として。。。日本人として感じていることを書いています。
     今の時代、皆さんが勤めている会社も同じことで悩んでいるはずです。

     僕らが尋常ではない安さを求めた結果が耐震偽装であり、食品表示偽装であると僕は思っています。安さには限界がありますから。

     人は「高い人件費」を求めるわりには、物には材料の原価だけでなく、「人件費」がかかっているということをすっかり忘れています。バカですよね人間って(笑)高い人件費がもらえるわけが無い。

     僕達はきちんとしたお金を支払うという約束をしてきました。
    産地から出来る限り高く買って、なるべく安く消費者に流す。これが僕達の仕事ですが、やっぱり限界がありますもんね。

     と、こんなことを書きたくなるようなことをたくさん見てきました。
    ま、コーヒーや紅茶の産地はみんなそんなようなところばっかりですけどね。
     先進国に振り回されて、上から「可愛そう」と言われても。。。っていう感じだと思いますよ、現地の人々は。

     いろいろと考えてしまいますね。
    | 産地情報。 | 21:54 | comments(2) | - | - | - |
    インドネシア視察リポート その2。
    0
      ジャカルタから約2時間、僕達はスマトラ島メダンに降り立ちました。
      どなたがプランニングしたのか、この日は朝4時に起きて6時過ぎのフライトの便でジャカルタを発つという微妙にハードなスケジュールでしたので、当然朝8時過ぎにはメダンに着いています。僕らはというと、何が起こっているのかもわからないままメダンに到着。・・・で、眠い・・・。
       
      ジャカルタの空港の搭乗口。雰囲気ありますねぇ。

      ミキさん、なかなかやるじゃないですかぁ!僕のマゾっ気をくすぐってくれるこのスケジュール。。。ボロボロになって日本に帰国するのが楽しみです!・・・しっかし、まだ2日目なのに・・・なげーな今回!イヒヒ
      産地訪問は毎度の事ながら、詰め詰めのスケジュール。そしてつきもののトラブル。
      慣れてはいるものの毎回かなりの気合いが必要です。・・・が、半分インドネシア人のミキさんがいれば百人力!と勘違いしている僕ですから、とりあえず丸投げ。
      いいのか、こんなことで・・・と、マカッサルあたりでしっぺ返しが来そうな予感を抱えながら、とりあえず今はミキさんにおんぶにだっこ。

      宿泊はグランド アンカサ ホテル。まずはチェックイン。
       
      五つ星・・・インドネシア語では「ビンタン(星)リマ(5)」と言います。
      ファイブスターホテル「グランドアンカサ」


      兎にも角にもメダンに到着した僕達は、おそらくインドネシア最大の輸出会社である有名なサリマクムール(PT SARIMAKMUR TUNGGALMANDIRI)社社長の御曹子(ANDRYANUS)のお出迎えで、今回の本題であるコーヒー産地視察がやっと始まったのです。

      まずはサリマクムールの社長ご夫妻(SURYO PRANOTO社長)(MARIA GHORETHY夫人)とお会いして、社長自ら工場の案内をしていただく。恐縮ですたらーっ


      マンデリンはハンドピックラインを通したものがGー1(グレードワン)。
      それ以外はGー3まで。Gー2は無い。
      基本的には全て比重選別や電子ソーティングは行っています。
       

      ここ、サリマクムールの工場ではこの日1000人以上の人々がハンドピックの作業を行っていました。凄いなぁー・・・この人数。ハンドピックめちゃめちゃ早いし。。。唖然
       

       

      籠がいっぱいになると、自分の写真と番号が書かれたカードを生豆に載せて計量に行きます。
      量やハンドピックのクオリティをチェックし、これによって報酬が支払われるシステムです。
       

       

      通常、他の国の産地の場合、輸出業者は脱穀から船積みまでの工程を全て行うため、脱穀機は必ず持っています。
      ところが、インドネシアでは輸出業者に入ってくる原料(インドネシア語でアサランと言います)は全て脱穀済みの状態。

      のちに訪問するアチェ・タケンゴンでその工程を詳しくリポートしますが、これがいわゆる「スマトラ式」と言われる他に類を見ない独特な精製方法ゆえのシステムなのです。ウォッシュドでもナチュラルでもなく、ましてやセミウォッシュドなどという言葉は現地に存在しません。
      他の産地との大きな違いは収穫期が「雨季」であり、長い日数の天日乾燥が不可能だということ。
      その条件から生まれた精製方法「スマトラ式」をきちんとお伝えしますので、どうぞお楽しみに。

      輸出業者の仕事はコレクターと呼ばれるコーヒー集荷人から含水量約18%のアサランを買い、更に乾燥させて水分コントロールをして含水量11〜12%程にすることから始まります。
      順序は業者によりますが、比重選別〜スクリーニング〜電子ソーティング〜ハンドピック〜袋詰め〜出荷となります。
      サリマクムールはインドネシアでは最も早くハンドピックラインにベルトコンベアを導入した業者です。
       

       
      インドネシアで最初に導入されたハンドピック用のベルトコンベア。左右合計20人でハンドピック行います。右は300gのサンプルの最終チェック。

      帰りは御曹子と昼食。
      とにかく、インドネシアの料理は基本的に日本人に合うと思います。
      いつも産地に行くとほとんどまともに食べられないマツモトさんがバクバク食べてましたから、美味しいんだと思います。
      ま、マツモトさんを勝手に世界基準にしてますが・・・イヒヒ僕にとっては結構信用できるバロメータになっています。・・・すいませんマツモトさんニコニコ

      生ジュースがまた美味しいんだなぁ・・・これが!
       
      御曹子と食事。

       
      美味しいジュース。。。あ、割れとる。。。

      ということで、今回はここまで。
      次回はいよいよ未知のグレードのリントン産マンデリンを依頼した輸出業者エカヌサジャヤの訪問です。
      ま、日付は今回と同じですが・・・午後の話です。
      なげーな今回。。。まだまだ2日目。
      途中で合流する予定のイシワキさんと早く会いてーなぁ・・・
      あ・・・その前にアチェに行かなくちゃいけないんだった。

      じゃ、また。その3。に続きます。
      | 産地情報。 | 22:40 | comments(2) | - | - | - |
      インドネシア視察リポート その1。
      0
        セールも大分落ち着いてきましたが、あと一日残っています。
        スタッフもボロボロ・・・「余裕!」と、本人は言っていますが。。。かなりキテる様子イヒヒ
        終わったら寿司でもご馳走するかな。。。

        そういえば、うちのスタッフのGが「コーヒーインストラクター2級」に合格した模様。
        当然でしょ!落ちていたらクビです(笑)
        教科書は会社に置きっぱなしで、勉強している様子もなく。。。「お前大丈夫か?」と言うと、「いつもやっていることなので余裕です!」と全く信用できない自信を見せ、試験当日も40分程度で一番に終わったらしく、「余裕です!」と自信満々の連絡が来ましたが・・・
        結果は案の定100点満点中90点。。。

        なんだ、余裕って言う割には二桁か。

        三桁で合格しろっつーの。むしろ130点くらいで合格して欲しかったな。

        ということで、来年1級合格するまでは「おめでとう」はおあずけとなりました(笑)きっと落ちても皆に「おめでとう」って言われるんだろうな。


        話は変わりまして、今日から「インドネシア視察出張」の模様をお伝えしたいと思います。

        とにかく4島を巡りましたので、ほとんど移動移動でクタクタに・・・
        しかし、勉強になったこと、感じたことがたくさんありましたので、少しでも細かく皆さんにお伝えしたいと思っています。

        まずは関空から出発。
        バリ島デンパサール経由でジャワ島ジャカルタに到着。ここまで約9時間半。日本との時差は−2時間。現地時間は19時近く。
         

        翌日は早朝6時の便で出発予定のため、空港のトランジットホテルで一泊。
        晩御飯を食べにジャカルタの中心街までタクシーを拾って出発。
        ここでは、タクシーなどの料金は基本的に交渉なのです。
        慣れていない人は、間違いなくボられます(笑)
        大体どこの国に行ってもタクシーは交渉がほとんどですから、それ自体は慣れていますが、なんせインドネシアは初めてなので、相場は全くわかりません。アテンドしてくださった半インドネシア人のような日本人ミキさんに全部お任せ(笑)おんぶにだっこ!

        結局タクシー料金の相場は最後までわかりませんでしたが・・・

        ジャカルタは想像以上の大都会です。
        一流ホテルが所狭しと立ち並び・・・東京より都会かも。。。
        ま、人口は確実に東京よりも多いのですから、活気が違います。
        百貨店を回った後、24時間営業のスターバックスに入ったのですが、カップルばかり・・・
        インドネシアの物価は安いはずなのに、スタバのコーヒーの価格は日本と変わらない。
         

        インドネシアは基本的にイスラムの国。
        ご存知のとおり豚肉とお酒はダメ。
        もちろん今は「なんちゃってイスラム」の人も多いので、そんな堅苦しく生きている人ばかりではありませんが、基本的に表向きはダメなのです。

        僕達日本人が彼女とちょっとお洒落なお店で静かにお酒を飲んでおしゃべりしたいときには、少し高くてもショットバーみたいなところに行くことがありますよね。
        インドネシアでは、それがスターバックスのようなカフェなのです。
        ですから、高くてもそれが返って男がカッコつけるには調度良い値段なのです。

        とにかくカフェがめちゃくちゃ流行っています。
        ただ、聞くところによると今はコーヒー専門店よりも紅茶専門店が一番流行っているようです。
         
        マックカフェ・・・普通のマクドナルドの横に併設したマックのカフェ版。
        結構お洒落でした。


        その後、美味しい汁ソバを食べてホテルへ・・・美味しかったなぁ・・・あのソバ。

        翌日は4時に起きて空港へ。
        空港内にはなにやら行列ができているパン屋さんが・・・
        どうやら、インドネシア中で展開しているチェーン店らしい。
        メロンパンのような食感のキャラメル味のパンで、中にマーガリンのようなクリームが入っています。確かに美味しいけど、日本にはどこにでもある味です。
        これ一種類で成り立っているんだな。。。日本にも同じような業態のお店が一瞬だけ流行って、あとは大変なことになっているのを見ているだけに、先行きがちょっと心配。
         

        ま、人の心配している場合じゃないな・・・

        さぁ、マンデリンコーヒーの産地、スマトラ島に向けて出発。
        ジャカルタからスマトラ島メダンまでは飛行機で約2時間。

        メダンに到着次第、今回新たなグレードのリントンマンデリンを依頼すべく、輸出業者エカヌサジャヤとの打ち合わせが待っています。

        続きは次回、その2。までお待ちください。
        | 産地情報。 | 21:48 | comments(10) | - | - | - |
        グァテマラコーヒー農園リポート その2。
        0
          ひょうきんなグァテマラ人代表のマリオ・チャンの運転で、無事8時間ほどのドライブを終えて、ウエウエテナンゴに到着。
           
          マリオ・・・一見シブイけど、顔に似合わず声が甲高く、メチャクチャひょうきんです。

          毎度のことながら、グァテマラシティからウエウエテナンゴまでは一日がかりです。
          運転している人は大変だと思います。いつも申し訳ないなぁと思いながら、眠気に勝てず寝てしまいますしょんぼりごめんなさい。。。

          とりあえず晩飯を食べて。。。翌日は朝早くからウィッツの山に登ります。

          で、、、翌日。雨。。。あめ
          最悪です。異常気象です。
          グァテマラはこの時期、乾期です。通常、ほとんど雨など降ることはありませんが、ここのところ雨が続いているようです。20年ぶりの雨続きだそうです。

          今回はウィッツマティグ農園の訪問は中止。。。だと、諦めかけていたところに「よし、行こう!」とNさんの気合の声。
          「え゛?行くんですか?」
          ・・・というのも、去年もお話しましたがウィッツまでの道のりは非常に危険で、崖を車で登っていくのですが何台も車が転落しています。
          もちろん死者も出ています。

          去年の話だと、雨のときは絶対に行くなということで・・・
          地すべりしやすく、道ごと落ちるって聞いた記憶があるようなないような。。。ま、あくまでも僕の記憶が正しければの話ですけどね。

          ま、いっか!

          僕   「マリオ!行くぞ。行かないのか?」

          マリオ 「行くよ!だから朝食少なくしたんだよ!」

          僕   「は?」

          マリオ 「酔っちゃうから・・・」

          僕   「・・・」

          どんだけ覚悟決めてんだか。。。


          よし、出発!・・・って気がついたらピックアップトラックの荷台に乗ってるし。。。もうどうでもいいか。

          相変わらず物凄い道。
          昨年よりも道が広くなったような気が。道も変わったような。
          あぁ・・確かよく道が落ちて無くなるから新しい道を削りだすって話を聞いたな。な〜るほどね。そっかぁホントに落ちるんだなこの道グッド
          ま、あくまでも僕の記憶が正しければの話ですけどね。
           

           
          左側は崖です。。。落ちたら確実に死にます。

          で、なんとか生きて農園に到着。
          このときの話はボロボロ過ぎて思い出したくもありません。
          トラウマが解除?されたら番外編で。

          一年ぶりのウィッツ。
          みんな元気かなぁ。
          大好きな工場長は相変わらずです。元気そうです。

          いつもズボンを腰履きしていて半ケツが見えているのがポイント。

           

           

          子供達もみんな元気です。
          この笑顔にやられてしまいます。

          今日はここまでです。
          次回はウィッツのコーヒーについてです。
          | 産地情報。 | 19:59 | comments(0) | - | - | - |
          グァテマラコーヒー農園リポート。
          0
            前回までのパナマを後にした僕らは次なるコーヒー産地グァテマラへ・・・

            グァテマラには夜到着。
            去年も来ているので、なんだか懐かしく、「帰ってきた」ような感じがします。
            この日はグァテマラシティのホテルに泊まって、翌日の朝早くに出発します。
            ウエウエテナンゴへ向けて・・・

            ウエウエテナンゴという名前の由縁ですが、当時の文献によると少々複雑になりますので、前文は省略しますが、AHUEHUETLE(アウエウエトゥル)と言う木(正式名称はSABINOとも呼ばれている)がたくさん生息した場所として、ウエウエテナンゴになったそうです。
            テナンゴというのは「〜がある(居る)場所」という意味です。
            しかし、ウエウエテナンゴの意味は通常『老人(老木)のたくさんある集まる場所』として一般的に紹介されており、AHUEHUETLEの木がベースになったことはあまり知られていないようです。

            ・・・という話を現地スタッフに聞きしました。

            グァテマラには「〜テナンゴ」という街の名前が多く、全て何かがあった場所と言う意味で付けられています。
            有名なのは「ケツァルテナンゴ」・・・ケツァルという鳥(グァテマラの国鳥)がたくさん居る場所。
            今回は「チマルテナンゴ」というところも通過しました。チマルとは現地の言葉で「女の子」・・・女の子がたくさん居る場所。・・・是非行ってみたい。。。あ、いかんいかん。素になってしまった。。。

            と、意味がわかると地名は面白いですよね。


            そのウエウエテナンゴへ向かう途中、フライハーネスというこれまたグァテマラコーヒーの産地としては代表的な地域に立ち寄ります。
            このあたりはグァテマラシティから一時間ほどで行ける場所で、有名なアンティグアにも近く、微妙にアンティグアのコーヒーとキャラクターが被ることもあり、一部はアンティグアタイプとして流通することもあります。

            今は有名な話ですが、アンティグアタイプというのはアンティグア産のコーヒーが良いとされ、人気があるためアンティグアと付ければコーヒーが高く売れるので、たくさん出回るようになった偽物のことです。もちろん今でもアンティグアタイプは流通しています。
            そのため、ANACAFE(グァテマラ全国コーヒー協会)では、本物のアンティグア産コーヒーを流通させるため、(偽者を流通させないようにするためではありません。)本物のアンティグア産のコーヒー麻袋にジェニュインアンティグア(本物のアンティグア)の刻印を入れるようにしました。

            アンティグアタイプには大きく二つの種類があります。
            まず、アンティグアの精製工場を通しただけのもの。(これは、毎年不特定多数の産地の様々なコーヒー豆をブレンドして作られます。)
            もう一つは、カップアンティグアタイプ。。。要するに、カッピングをしてみて、アンティグアのキャラクターに似ているもの。
            ・・・僕なら後者を選ぶなぁ(笑)全くもってアンティグアは関係ないコーヒーだけど、こっちの方がトレース(産地を追うこと)できそうだし。あ、トレースしたらアンティグアじゃないのバレちゃうか!
            ま、そういうコーヒーもあるのです。

            しかし、ジェニュインアンティグアの刻印があっても、グァテマラのコーヒーにはファーストクラスとセカンドクラスがあることを忘れてはいけません。もちろんそんなこと刻印されませんから、わかりませんが。。。
            ジェニュインアンティグアの良質コーヒー(ファーストクラス)は価格が高すぎて僕達には手が出ません。高すぎて売り物になりません。
            スタバやピーツ以外はどこの国のどんな人が買うんでしょうね。
            やっぱり日本のコーヒー総輸入量と同じくらい一社で大量に買い付ける会社は多少安く買うことができるのでしょう。

            ということで、昨年僕達はアンティグアを外し、今、最も良いグァテマラコーヒーと言われるウエウエテナンゴのコーヒーを買い付けることに決めたのです。

            次回は去年に引き続きウエウエテナンゴの最高峰、ウィッツマティグ農園のご紹介です。
            | 産地情報。 | 18:50 | comments(0) | - | - | - |
            パナマコーヒー農園リポート その4。
            0
              今日は久々に落ちついて、僕は超ヒマ。。。
              ブログでも書くかぁ・・・ということで。

              今年買い付けた「パナマ エスコンディード(カミセータ地区)」のプレシップサンプルが届きました。
              通常、産地でのカッピング時には豆の含水量は15%を超えていることが多く、そのままの含水量で出荷されることはありません。(そのままの含水量ではカビが生えたりしてしまう事故の元になるため輸出時には11〜12%程度にコントロールします。)

              そのため、日本入荷時には産地でカッピングした味と大きく変化してしまうことが多いのです。
              産地で良いと思っても期待はずれになったり、逆に産地でいまいちだと思ったものが良くなったり。
              増してや、標高の高いところでのカッピングがほとんどですから、沸点が低くてきちんとした抽出ができない状態です。
              特に今年のカッピングは保温ポットから注いだお湯で、とてもぬるいお湯でしたから最悪です。
              このお湯でちゃんとした味が出たとしたら最悪です。
              ですから、産地でのカッピングはイメージ力も必要になります。
              含水量が減ったときにどういう味になるか、どんな香りになるか、そして一番大切なのは、自分やお得意様の焙煎方法で焙煎したときにどういう風に仕上がるかのイメージです。
              カッピング用の焙煎なんてかなりテキトーですから、生豆の本質を知ることしかできません。それに加えて沸点が低い上に保温ポットのぬるいお湯・・・わかるほうがおかしい(笑)んなことはないか。。。

              僕は紅茶のテイスティングの経験のほうが長く、紅茶も同じようなことになります。
              特に発酵の浅い緑茶のようなダージリンなどは酸化しやすく、産地から船で運んでくる間に若干酸化が進みます。(最近は真空パックでの梱包が多くなったので変化が少なくなりましたが。)この変化を読んでテイスティングしないと大失敗することになります。

              今回のパナマのカッピング時のポイントは、「お湯が極端にぬるい」「含水量が高い」「ティピカ種が主体」「農園の標高がそれぞれ全く異なる」でした。
              あくまでも僕の理論・・・というか経験ですが、含水量が多い豆を焙煎してぬるいお湯で抽出してフルーティな香りが出た場合、その豆は標高低めで柔らかいことが多く、水分コントロールするとその香味が消えてしまうことが多くあります。これは特にティピカ種に多く見られる現象です。
              もともとボディが弱いという弱点があるティピカ種は含水量が低くなるとボディが強くなる傾向にあるのですが、これは標高の高いところで収穫される細胞が締まった硬いティピカに限られます。(コロンビアの1700m程の条件とグァテマラの1400m程の条件はほぼ同じになります。)

              結局は、お客さんが喜んでくれるかくれないかで選ぶんですけどね。点数とかはどうでもいいんです。

              そして、今回の「パナマ エスコンディード」は読み通り産地でカッピングしたときの数倍美味しく仕上がってきました。
              読み通りと言うと凄そうですが、ただのマグレです(笑)
              産地で豆を選ぶというのは賭けです。日本でプレシップサンプルを取り寄せてカッピングしたほうがよっぽど正確で安全だと思います。

              エスコンディードの農園主のノベルト氏はパナマのコーヒー業界でも有名な人で、組合長なども務めているようですが、「ベストオブパナマ」のコンテスト出展は?の質問に「ズルズルとあんな変なすすられ方されて、アメリカ人に点数つけられるのは真っ平ごめんだ!」と言っていました(笑)パナマ人に限らず中南米の人は本当はみんなそう思っているようですが。。。
              ただ、「今年は仲間がみんな出せってうるさいから、仕方なく出してみてもいいかなと思っている」とも言っていました。

              そしてそのノベルト氏のカーチェイスの末、なんとか帰りの飛行機に間に合った僕達は、ボケテからパナマシティへ。

              パナマは中南米の中では経済的にはわりと豊かな国です。
              まぁ、隣国コロンビアから武装ゲリラがたくさん入ってきていますし、マフィアもたくさんいる国ですから、莫大な「麻薬マネー」が動いているので、純粋に豊かかどうかはわかりませんが・・・

              とにかく高層ビルが多く、ほとんどの資金が麻薬マネーだと言われています。
              高層ビルの建て方も今にも倒れそうな状態で、地震の多い日本では考えられない光景をたくさん目にします。
              そういえば「カジノ」もいたるところにあります。

               


              この高層ビルの隣接状態・・・おかしいですよね?

              グァテマラまでの飛行機までは少し時間があったため、パナマ運河の博物館で昼食をとることに。
              そして、マイクロバスで空港へ。


              フライトの待ち時間、喉が渇いたので空港の自動販売機で「スプライト」を買ったのですが、味が薄い・・・
              他の炭酸飲料も味が薄い・・・
              何を飲んでも薄味。というか甘くない。
              薄味が好みなのか・・・それとも、自然のものをたくさん食べているので味覚が繊細なのか・・・どうなんだろう?
              とにかく、僕達日本人にとっては炭酸飲料が不味い。



              さて、これからグァテマラへ飛びます。
              また、ウエウエテナンゴのウィッツマティグ農園へ行けると思うとワクワクします。ウィッツの工場長に会うことが一番の楽しみです。
              その前に、ひょうきんなグァテマラ人代表のマリオと会うのはもっと楽しみです。
              今年はマリオも一緒にウィッツの崖を登れるといいなぁ。。。頑なに拒むからなぁ・・・本気で怖いんだな。僕も本気で怖いけどね。

              今年は強制的に連れて行こうかな。
              | 産地情報。 | 13:38 | comments(0) | - | - | - |
              パナマコーヒー農園リポート その3。
              0
                オルティガル農園を後にした僕たちは車に乗り込み、少し離れた精製工場へ向かいました。
                途中、農園主のノベルト氏のご自宅にお邪魔して、お菓子をご馳走になったりしながら・・・

                精製工場に到着。

                 
                        パティオ(乾燥場)               パルパー(果肉除去機)

                 
                           発酵槽                     機械乾燥場

                摘み取られたチェリーをすぐにこの工場まで運び、水槽で比重選別してパルピング(果肉除去)します。
                その後、2〜3日ほど発酵槽でドライ発酵(水浸けはしません)して水洗いとなります。
                そして、天日乾燥。

                しかし、パナマは雨が多いので天日乾燥のみでパーチメントを仕上げることはほとんどありません。
                ほとんどが天日と機械の併用での乾燥となります。
                できなくもないのですが、ごく少量のみの生産となるため価格もかなり高くなってしまいます。
                ベスト・オブ・パナマなどのコンテストに出品しているロットは天日乾燥のものが多いのですが、コンテスト用の小ロットだけですのでできるのです。

                通常、豆の含水量が20%になるまでパティオで2日間ほど天日乾燥します。
                その後、乾燥機で12パーセントまで乾燥させます。
                乾燥直後のパーチメントはとても良い香りがします。

                 
                       乾燥機・・・デカイ・・・             機械乾燥直後のパーチメント

                さぁ!視察はこれくらいにして・・・
                生豆のサンプルはもらったし、カッピングはグァテマラでやるとして・・・
                空港へ急がないと飛行機に間に合わないぞぉ〜。。。

                ノベルト氏が・・・車を飛ばします。
                まるでカーチェイス状態。。。僕は慣れてますが・・・僕の隣に座っていた三澤さんは生きた心地がしなかったと思います。。。イヒヒ

                ・・・と、ノベルト氏おもむろに携帯電話を取り出して、空港に電話。
                「ちょっと遅れるから、飛行機待たせておけ!」・・・って、あんた何者?

                飛行場の検問はシカト。。。
                で。。。飛行機、待ってたたらーっ
                | 産地情報。 | 18:52 | comments(3) | - | - | - |
                パナマコーヒー農園リポート その2。
                0
                  午後の飛行機でパナマシティに帰らなければいけないので、この日は朝早くから行動開始。
                  パナマのボケテにあるオルティガル農園に到着。
                  ボケテは雨、霧が多く一日中あちこちに虹がポコポコと出来ることで有名です。
                   
                       ボケテの町の日の出寸前。              虹が見えますか?

                  農園へ向かう途中、坂の斜度が急すぎで車のエンジンにガソリンが行かず、仕方なく歩いて農園へ・・・。
                  毎度のように、コーヒー農園は高地のため酸素は薄く、みんなゼーゼー言いながら農園にたどり着きました。
                   
                   コーヒーの花がまだ少しだけ咲いていました。 この樹の樹液は殺菌効果があり農園にとても良い。

                  ここオルティガル農園は標高1400m〜1500mに位置しています。
                  生態系を壊さないように、元々自生していた樹木などを極力伐採せず残したまま、コーヒーの樹を植えて農園にしているところです。
                  ですから、シェードツリー(日よけ用の樹)はわざわざ植えたわけではなく、元々あった樹を利用しているだけなのです。
                  結構、変なところにデカイ樹があったりしますし、不規則に樹が植わって見えます。

                  このあたりの地区は収穫期がわりと長く、毎年10月〜5月までが収穫期となっています。半年以上ですね。

                  今回、うちが買い付けたコーヒーは、隣の地区のカミセータ農園のもので、標高1500m〜1750mに位置しています。
                  収穫時期はやはりオルティガル農園と同じ10月〜5月です。
                  しかし、実はこちらに向かう飛行機のトラブルで遅れが出たために、今回はカミセータ農園を訪問することができませんでした。
                  遠〜くから眺めただけでした・・・ポロリ
                  農園主は同じなのですが・・・

                  どちらの農園もティピカ種(在来種)が主体ですが、たまに最近人気のゲイシャ種(在来種)が混ざっています。
                   
                         ゲイシャ種の樹です。            ゲイシャのコーヒーチェリー。

                   
                        新芽の葉が茶色いものが、ゲイシャ種の中でも最も良質の樹なのです。

                  ゲイシャ種は発見されたエチオピアの山の名前が由来で、他の品種に比べて枝が上を向いていることとチェリーが縦長なのが特徴です。
                   
                    左がゲイシャ種。枝が上を向いています。右がティピカ種。枝が垂れています。

                  さぁ、次々訪問しないと飛行機に間に合いません。
                  次はウェットミル(果肉除去)〜パティオ(乾燥場)がある精製工場です。
                  | 産地情報。 | 21:02 | comments(0) | - | - | - |
                  パナマコーヒー農園リポート。
                  0
                    お待たせいたしました。
                    1月末に買い付けに行ってきました、パナマ〜グァテマラのコーヒー農園のリポートです。

                    成田空港から約12時間、ニューアーク空港で乗り継ぎパナマへ・・・のはずが、このときエンジントラブルで成田空港を1時間半遅れで飛び立ったため、ニューアーク空港からヒューストンを経由してパナマへ。。。合計8時間。(このアクシデントの模様は番外編で)

                    パナマシティの空港に着くと、農園主の手配で女性エージェントが待っていてくれていました。
                    ここから、車で40分ほどの空港に移り、国内線に乗らなければなりません。
                    あまりにも時間が無く、入国審査からバッゲージのピックアップまで全てエージェントがやってくれるという超VIP待遇。その間約5分。
                    僕らはVIPルームで待っていて飲み物を飲んでいるだけ。いいのか?こんなことで・・・。
                    計画通り到着していれば前日の夜中。それはそれでかなり危険なので、同じようなVIP待遇の予定でしたが。。。
                    すぐに待機していたマイクロバスに乗り込み空港へ。
                    ギリギリで間に合い、チェックイン!ボーディングチケットをもらって・・・ていうかボーディングチケットが整理券みたいなボロボロのプラスチックだし・・・分厚いし・・・
                    飛行機に乗り込む階段の手前で、お姉さんに渡すんですが物凄い量で持ちにくそうだし・・・一抹の不安を抱えながらヤバそうなプロペラ機に乗って約一時間半。
                     
                       整理券みたいなボーディングチケット         ヤバそうなプロペラ機

                     
                     結構ボロボロでガタがきているのでうるさい      意外と高く飛んじゃいましたー

                    パナマコーヒーの産地としては有名な「ボケテ」という町にやってきました。

                    空港には農園主のノベルト氏が迎えに来てくれていました。彼の車で宿へ。
                    宿はノベルト氏が経営する農園の中にあるホテル「VALLE ESCONDIDO」・・・直訳するとスペイン語で「隠された谷」と言う意味。
                      

                    今回うちが買い付けたパナマのコーヒーには、このホテルの名前に因んで、
                    「Cafe Escondido Del Panama」(パナマの隠されたコーヒー)というブランド名をつけることにしました。

                    翌日は早いので、ノベルト氏と食事をしたあと軽くミーティングをして休むことに。

                    次回は農園に到着です。
                    | 産地情報。 | 20:31 | comments(0) | - | - | - |
                    コーヒー産地の異常気象。
                    0
                      今日も昼間はとても暖かかったですね。
                      さすが暖冬。。。

                      とにかく異常気象です。
                      先日行ってきたグァテマラもやはり異常気象でした。
                      現在、中米は乾季に入っています。
                      早いところでは昨年の12月頃からコーヒー豆の収穫が始まっていますが、今年のグァテマラは雨が降り続き、現在収穫が遅れています。

                      コロンビアも収穫が遅れているようです。

                      生産者にとっても、僕たちにとってもとても深刻な問題です。

                      昨年に引き続き、ウエウエテナンゴの「ウィッツ マティグ農園」の豆を買い付けるため、今年もあの崖を登る覚悟でやってきましたが、当日もあいにくの雨。。。
                      それでもなんとか地元のドライバーを雇って、四駆のピックアップトラックで出動。
                      覚悟は更に倍!たらーっ

                      確か去年の話では雨が降ると地盤がゆるむから、道が壊れて転落する可能性があると・・・
                      ま、あくまでも僕の記憶が正しければの話ですが・・・過去、雨が降ったときに数台転落していたような・・・

                      ま、いっか。

                      詳しい話は、後日の産地情報でお話しますが、とにかく無事にはたどり着くことができました。

                      農園は標高1500m。上に行けば行くほど雨は激しくなり、去年とは全く違う風景のウィッツと出会いました。
                      ドシャ降り・・・
                      こんな状態は過去数十年は無かったということ。

                      完熟した実はたくさん付いている。でも収穫できない。
                      パティオでの天日乾燥工程がスムーズに行われないからです。

                      心配です。
                      というかグァテマラだけでなくコロンビアも。
                      コーヒーだけでなく世界中の全ての農作物が。。。

                      「天候に左右されるビジネスが一番儲からない。」と、よく言います。
                      確かにその通りです。
                      しかし、天候に左右される仕事が一番地球の変化・・・危機に敏感になります。
                      地球の上で生かされている人間である以上、なんとかしなければいけないと切実に感じるのですが、何ができるのかさっぱりわかりません。
                      最低です。
                      四季を当たり前のように過ごしている日本人は、世界で最も異常気象に敏感なはずなのに、世界で最も平和ボケしているために、本当の意味での危機感は感じていない。口だけ。間違いなく自分もそう。

                      ひとりひとりが危機感を感じなければ難しい問題ですが、今の日本人にはちょっと難しいかなぁ・・・

                      なんてことも、人間らしい危機感を持って生活している国へ行ってくると、感じることのひとつです。

                      でもさぁ・・・本当に心配だなぁ・・・これからどうなるんだろう。
                      人間の自業自得だから仕方ないか。

                      でも、地球は守らなくちゃね。決して人間の為ではなく、地球のために。
                      | 産地情報。 | 23:28 | comments(0) | - | - | - |
                      CALENDAR
                      SMTWTFS
                          123
                      45678910
                      11121314151617
                      18192021222324
                      252627282930 
                      << June 2017 >>
                      SELECTED ENTRIES
                      CATEGORIES
                      ARCHIVES
                      RECENT COMMENTS
                      RECENT TRACKBACK
                      MOBILE
                      qrcode
                      LINKS
                      PROFILE
                      このページの先頭へ